生産者:伊達敦さん(帯広市)

 
伊達敦さん・帯広市在住、関西出身。

とてもユニークな人物でありながら、自分独自のしっかりとした考えを持った人です。

彼には「理想の家族の姿」というビジョンがありました。それは、子供たちにとっての「父親像」が、家の中だけでなく外でも明確にあること。働いている姿をしっかりと感じ取れる環境にしていきたい、ということでした。

そのビジョンが、「北海道で農業をする」という決断に至りました。

現在は、帯広に就農し、ゆり根(百合根)を栽培しています。ゆり根は毎年植え替えをして、出荷できるまでに数年はかかります。そのほとんどが手作業になりますし、病害にも弱く、とてもデリケートな作物なのです。

一般の農家さんと違っているところは、秋に収穫した後、定温庫でじっくりと寝かせて、ゆり根の持つポテンシャルを最大限に引き出してあげています。

すると、まるで果実のような、とても甘味のある美味しいゆり根に変身するのです。

この「ひと手間」が、決して他では味わえない美味しいゆり根になるのです。

彼のような、愛情と情熱のある人だからこそ可能なことだと思います。



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