量子力学は言う。
脳が思考を発火させるとき
シナプス間の裂け目が空で、電気的衝撃がそこを通ります。
それはまるで雷雲の風景を連想させます。
明瞭な思考をしている時、脳は雷雲そのものです。
ですがこれまでに、誰も思考そのものを見たことはないのです。
神経力学において私たちが見るものは、
脳のそれぞれの四半分で荒れ狂う嵐を見るのです。
それらのエリアには
身体と人がどんな立体画像的イメージに反応しているかが描き出されます。
激怒、殺意、憎しみ、共感、愛。
脳は、周囲に見えるものと記憶しているものの違いを知りません。
何故か?
それは同じ神経網が発火するからです。
脳は“ニューロン“と呼ばれる微小で複数の神経細胞から成ります。
それらのニューロンは他のニューロンとつながり、ニューロン網を作り出します。
それぞれの場所は連結が培養され、思考または記憶となります。
今脳は、連結された記憶の規則によって概念を作り上げています。
例えば、
アイデア、思考、フィーリング……
それらすべては、神経細胞網の中で構築され相互に連結され
すべてが他のすべての神経細胞網と繋がりえるのです。
例えば“愛”という概念。
その概念は、この莫大な神経網に蓄えられます。
しかしこの概念は、他のたくさんの考えと一緒に作り上げてしまいます。
ある人は愛を失望と結びつけてしまいます。
彼らが愛について考える時、彼らは苦痛を経験します。
悲しみ、怒り、激怒までも経験します。
激怒は多分傷と結びついています。
つまり、傷を負わせた特定の人と…。
そして愛と絡んで戻ってくるのです。
私たちは、私たちがどのように外の世界を見るかを決める型を作ります。
情報を受け取れば受け取るほど、あれやこれやで型を精錬してゆきます。
そして最終的に外の世界の物語を話し始めます。
処理するどんな情報
環境から取り込むどんな情報も
私たちの数々の経験で色付けされているのです。
常に取り込み続けている感情的反応によって!!
誰が運転席に座り感情や感情の反応を支配していると思いますか?
身体力学上、神経細胞たちは一緒に発火し結び付けられます。
もしあなたが繰り返し繰り返し練習したなら
それらの神経細胞たちは長期的な連携を持ちます。
もしあなたが日常的に怒っているなら…。
もしあなたが失望感を日常的に持っているなら…。
もしあなたが日常的に悩んでいるなら…。
もしあなたが人生の犠牲者であることに理由を与えているのなら…。
このようにあなたは日々再配線し、再結合を繰り返しています。
そして神経細胞たちは他の細胞たちと長期の連結を持つようになります。
そして“個性”と呼ばれるものになるのです。
逆に私たちは発火もしないし配線もされなくなることを知っています。
それらは長期の連結を失います。
なぜなら私たちが思考過程を遮るたびに
或は考えることによって身体の中で科学的反応が起こり
私たちが遮るたびにそれらの細胞たちは長期の関係を失い始めるのです。
私たちが考えを遮り観察し始めると
いつもの刺激と対応からくる自動反応ではなく
それらの影響を観察することで、私たちは感情的な人
つまりそれはさも自動的に周囲に反応している人ではなくなります。
それは感情を良い、悪いと言っているのではありません。
感情は何かを長期記憶するために科学的に増強するために設計されているのです。
それが感情を持っている理由です。
すべての感情は、立体的に刷り込まれた化学物質なのです。
脳の部分で視床下部と呼ばれるところがあります。
視床下部は小さな工場のようでそこでは特定の化学物質が組み立てられます。
その化学物質とは私たちが経験する感情です。
それらの特定の化学物質は“ペプチド“と呼ばれます。
それは小さな鎖状のアミノ酸の連鎖です。
身体は基本的に炭素でできており
それは約20種類のアミノ酸が身体的構造に従って作っています。
つまり身体は、たんぱく質製造マシーンなのです。
視床下部で“ペプチド”と呼ばれる小さなたんぱく質の鎖を
特定の神経ペプチドまたは神経ホルモンに組み立て
私たちが日々経験する感情に合うように組み立てるのです。
ですから怒りのペプチドもあるし、悲しみのペプチドもあり、
犠牲の意識のためのペプチドもあります。性欲のペプチドもあります。
私達が経験するすべての感情の状態に合うペプチドがあります。
感情を脳と身体で経験した瞬間、視床下部が瞬時にペプチドを組み立てるのです。
そして、下垂体を通して血流に放出します。
血流に放出された瞬間からそれらのペプチドは身体の各部分や各中心を目指します。
体中の細胞一つ一つにこれらの受容体があります。
一つの細胞は数千の受容体を持ち、表面に点在し外界に開いています。
ペプチドが細胞に接したとき、文字通り鍵が鍵穴に入るように受容体に接着し信号を細胞内に送り出します。
細胞の外側に沿って、これら数億もの受容体が、やってくる情報をただ受け取るために在ります。
一つの受容体に一つのペプチドが収まり多様に細胞を変えるのです。
それらは生化学的カスケードを引き起こし、いくつかは細胞核を実際に変化させることによって終わるのです。
実際にそれぞれの細胞は生きており意識を持っています。
ですから細胞は身体の中で意識を持つ最小単位です。
”中毒”とは一体どのようなことを言うのでしょう?
一言で言うと、それはあなたが止めることのできないもの。
私たちは私たち自身を満たす状態を自ら運んできます。
つまり身体のそれぞれの細胞の化学的欠乏に合った状況を作り出すことによって生化学的渇望を満たすのです。
そして、中毒は常に少し余計に必要とします。
なぜなら求めていた科学的物質によって”決まる”または”ハイ”になるために!
ですからこの”中毒”の定義が意味しているのは
「あなたがあなたの感情をコントロールできないのなら、あなたはそれに中毒している」ということです。
私たちは感情であり、感情は私たちです。
念を押しますが自身から感情を切り離すことはできません。
あなたがそのことを熟考する時、あなたのすべて消化の様相が変わります。
すべての開いたり閉じたりする括約筋が
そしてすべての細胞グループが滋養を与えるためにやってきては通り過ぎ何かを癒し何かを修復します。
それらすべては感情の分子の影響下にあるのです。
つまり、ブザーのようなものなのです。
感情は悪いものなのでしょうか?
いいえ、感情は悪いものではないのです。
それらは命なのです。
私たちの経験の豊かさを色付けしてくれるものです。
私たちの中毒が問題なのです。
ほとんどの人たちが気づいていないことは
彼らが中毒していると理解した時、それはただ心理学だけではなく生化学でもあるのです。
例えばヘロインは感情ペプチドを使うのと同じ受容体の仕組みを使うのです。
ですからヘロイン中毒になるのを見るのはとても簡単なことなのです。
そして私たちはどんな感情どんなペプチドにも中毒するのです。
特定の感情状態を見つけ出して!
つまり私たちは感情要素を持つことなしに目の動きさえ管理できないのです。
私たちの心は文字通り私たちの身体を作ります。
すべては細胞から始まります。
細胞は脳からのその信号を受け取りたんぱく質を製造するマシーンなのです。
受容体について言えることの一つは、感度を変えることができるということです。
もし、投与されたドラッグや内分泌液の砲撃に長い間高濃度でさらされると
文字通り細胞は縮み上がるのです。
数を減らしてゆくか下方修正されるのです。
ですから同量のドラッグや内分泌液がより小さな反応しか引き起こさなくなるのです。
さらに私たちが同様の態度、同様の化学物質で何度も何度も日常的に細胞を砲撃し続けるならば
その細胞はついには分裂しようとします。
すると姉妹細胞または嬢細胞を作り出し
それら次の細胞はそれらの特定の感情的神経ペプチドのためにより多くの受容体を持ちます。
そして、ビタミン、ミネラル、栄養素、体液交換
また老廃物や毒素の排出をする受容体の数を減らすのです。
この一連の不適切なたんぱく質製造がすべての老化の原因なのです。
年を取ると何が起こるでしょう?
私たちの皮膚は弾力性を失います。
弾力素はたんぱく質なのです。
酵素には何が起こるのでしょう?
私たちは消化力も失います。
滑液(関節内にある)はどうでしょう?
それらたんぱく質は安定を欠き堅くなっていきます。
私たちの骨には何が起こるのでしょう?
それらは痩せていくのです。
ですから、不適切なたんぱく質の製造が老化の原因なのです。
そうすると疑問が浮かび上がってきます。
私たちが食べるものが本当に関係するのか?
細胞が受容体を持っていないのに栄養素が本当に影響を及ぼすのか?
20年にも及ぶ感情による虐待の後に受け取ることさえまたは通すことさえできないのに
栄養素が健康に必要なのでしょうか?
つづく
https://vimeo.com/172736754 転載