今思えば、30年前一人の男との出会いが
これまでの自分の人生や、これからの人生に対しての
考え方や見方、捉え方が変わり始めるきっかけとなりました。
なぜなら、それまで目の前の現実にしか興味がなかったところへ
「心の現象が目の前の現象となる」という仕組みを突き付けられ
そのことが、徐々に徐々にまるで螺旋階段を上るように受け入れることができるようになったからなのです。
繰り返しますが、それまでの外界との葛藤から内面との葛藤をするように
少しずつではあるのですが自分の頭の中が変化し始めたのでした。
当時流行っていたいた自己啓発セミナーも受けたことがあります。
一週間朝から晩までいろいろなカリキュラムがあるのですが
ずっと自分の内面を見つめ事象に対する怒り、悲しみ、恐れといった感情と向き合うことをしていました。
またインドの聖人 和尚の本を読んだりもしました。(さっぱり分からなかったが)
日本人初のヨーガ行者中村天風の話など、まったく信じがたいものが次から次へと耳にする日々が続いていました。
しかし、何れもそれらの体験は精神世界とかスピリチュアルな分野からの学びでした。
それらはどうしても見ることができないので、今一つはっきりとしない、
多分そのようなことに無関心な今を生きる人にとってはうさん臭い、理解しがたいことかもしれません。
私自身も、人はみな創造者であろうということを理解はしていても
もう一つ違う角度からそれを導いてくれるものはないかと思っていました。
実は、量子力学がこれら一連のことを理性に基づいて解き明かしているのです。
そう、 これまで科学が宗教上言わんとすることや精神世界のことを解き明かせなかった。
と言うよりも全く別のものとされていたように思うのです。
「オカルト」という言葉で片づけられたり、そのような考えに及ばないようにされていたのではないでしょうか。
これから私なりの考えも含め、量子力学の観点から書き綴っていきたいと思います。
つづく