八百屋こうせい
【店舗所在地】北海道札幌市中央区北12条西23丁目1-2
札中卸センター1F
【営業時間】AM 6:00~PM 2:00
【電話番号】0 1 1 – 2 1 5 – 9 2 5 0
誕生~青年期
1960年6月、北海道美唄市生まれ。実家は稲作農家。6歳のときに離農し、札幌へ移住。
18歳のとき、明確な目標がないまま、大学生活を送り、その後就職する。
26歳のとき
4年間のサラリーマン生活の後、某ネットワークビジネスの会員となり活動しました。日用品であるが高品質の商品であったので、使う人がメリットがあるのだったら必ず広まるだろうと思ったのです。
しかし、いざ始めてみるとそんなことはなく、いつしか無理がかかるような事態になってしまいました。
そんな中、同時進行で精神世界の話しやスピリチュアルなことに触れることになったのです。
魂とは何か、自分とはどこからやって来たのか、幽体離脱、臨死体験、除霊、UFO、オーラ、瞑想、チャクラ、潜在意識と顕在意識、インドの聖者・・・
このようなことを見たり聞いたり書物で読んだりしただけで飽き足らず、自己啓発セミナーにも参加しました。
すると自分の中で、実は、目に見えるものではなくて、目に見えないところにこそ真理があるのではないかと思えるようになってきたわけです。
目の前の現実を体験し、その時感じた自分の内面を観察することが、次第に日常になっていきました。
このような、世間から見れば、地に足のつかない生活を数年間つづけていたのです。
33歳のとき
縁あって、青果物を取り扱う仕事に就くことになりました。
何も知らない野菜のことを自分なりに勉強していきましたが、特に何の疑問も持たずに、ただひたすら仕事をこなす日々が続きました。
49歳のとき
転機となったのは、「奇跡のリンゴ」で全国的に有名になった木村秋則さんの講演を聞き、自然栽培のことを知ったことからでした。
彼の話は、私にとって「自然本来の姿」を主軸とした最も根本的な考え方だと感じ、素晴らしく的を得ているように思えたのです。
この頃から、もっと自然栽培のことを知りたいと思うようになり、そもそも一般の野菜はどのようにして作られているのだろうか、一般の野菜と自然栽培の野菜は、なにが違うのだろうか・・・そんな疑問が、次から次へと湧き出てくるようになりました。
私は、自分で納得の行くまで調べ続けました。本でも、インターネットでも、自然栽培に関連することなら、どんなことでも徹底的に調べ続けたのです。
そして、最終的に「ある結論」に至りました。
一般的に常識とされている栽培法は、「人間側の都合」で作られており、それゆえ「不自然な栽培法」である、ということ。
一方で、自然栽培は、農家さんにとっても消費者さんにとっても、「過剰な肥料」を与えないために、「硝酸態窒素(しょうさんたちっそ)」や「農薬」のリスクがなく、土の「内側」の世界も「外側」の世界でも、生態系が壊されないので、とてもバランスが取れている、ということでした。
これだけ理想に近い自然栽培の野菜の味やクオリティは、一体どのようなものなのだろうかと、それを確かめるために自宅の食事に積極的に取り入れることにしました。
今でも公私ともにお世話になっている、ナチュラルハーモニーさんから、定期宅配を申込みました。
四季折々、野菜の顔ぶれが違いました。
旬に育った野菜は、もちろん非常に美味しく、そして元気がありました。
とても力強く、まさしく「命をいただいている」という感覚があったのです。
今でも忘れられないのは、ごぼうの味でした。
薄くスライスして、油で揚げただけのごぼうチップ。
それはそれは、自然の甘みがあって、とまらない美味しさでした。
次の日、試しに一般のごぼうを同じようにして食べましたが、まったく味がしませんでした。
まるで、木の根を食べているようでした。
ここまでを振り返ってみると、
20代の頃、たまたま日用品を扱う仕事をしていた時は、化学の力によって大手メーカーが経済市場を支配していた時代でした。
食品から、飲料水、加工品、調味料、ホームケア用品、ヘアケア用品、化粧品など、体に関わるほぼすべてにおいて不自然な商品を次から次へとヨに送り出していました。
まさしく「使い捨て」の時代だったのです。資源を消耗させ、川や海を汚し、未来から目を背けていた時代だったわけです。
「何かがおかしい」と考える間もなく、「今を謳歌すれば良い」という “その場しのぎの意識” が日本を覆っていました。
私自身も、「どこかおかしい」という漠然とした思いがありながらも、その他大勢と同じ空気を吸っていたのです。
それから20年が経ち、木村秋則さんの講演をきっかけとして、野菜の作り方にまで不自然な点が浸透していたことに気付かされたわけです。
本来、野菜というのは、野や山の草花、木々ががそうであるように、育つのに適した時期や土があるのです。
作り手である人間は、土を作り、自然と向き合い、野菜が育つためにお手伝いをするだけなのです。
55歳のとき
八百屋こうせいをオープンする。
体に負担をかけない野菜、米、調味料、魚、お酒など、体に取り入れるものや生活に関わるもの全ての根っこは同じである、という事実を広く伝えていきたいと思い、創業しました。
これまでの人生で気づいたことは、実生活の中で取り入れ、そして実際に試してきました。
すると、やはり「根っこ(根本)」が見えてきたのです。
それは、人は自然に寄り添って生きるべきであり、自然を支配したり、コントロールすることはできないのだということであり、大いなるものの中で生かされているのである、という真理だったのです。
【参考動画】食の危険性について
地球上のもの
全てが影響し合い、つながっている。良いも悪いもなく、不必要なものはなにもない、完璧な世界。
この宇宙の大いなる仕組みを、部分的にしか解明できていない化学(科学)によって生み出されたものには、必ず「副作用」があります。
ですから、自然由来のもの、自然に沿ったもの、自然と共存共栄することが、ますます必要な時代になってきていると思うのです。
八百屋こうせいでは、このようなことを発信し、多くの人々に伝えていきたいと願い、創業いたしました。
現代は、さまざまなメディアから、情報や知識があふれんばかりに垂れ流しされています。
そのため、一体なにが正しくて、何が間違っているのか、判断も選択もできずにつられてしまうことが多いのではないでしょうか。
『◯◯教授が言っているから間違いないはず』『大手メーカーだから安心』『有名人の◯◯さんが言っているから確かだろう』『多くの人々がそう言っているから大丈夫なはず・・・』
このような曖昧な判断基準によって、選択してしまっていることが大半ではないでしょうか。
人生は、選択の連続です。
その判断基準となる「自分なりの軸」が必要になっていると思うのです。
自分の頭で考え、より良く生きていくための「軸」。
八百屋こうせいは、野菜や食に関することもそうですが、生活に係わってくること、また(大げさかもしれませんが)生き方についても、私なりに情報を伝えていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。